青梅市民合唱団 3年ぶりに定期演奏会を終える
福生市民会館大ホールにて55回目の定期演奏会が開催され、伴奏ピアニストとして共演させて頂きました。コロナで2回の延期を余儀なくされ、3年越しでのやっとの開催。例年以上に団員の一人一人の想いが織り込まれたコンサートだったと思います。お越しの皆様ありがとうございました。
来てくださるお客様が元気になって帰っていただけるように、心と心が重なり合うハーモニーの絆を信じて練習を重ねてきました。未だコロナ禍ではありますが、団員、指揮者、ピアニストもこの演奏会に向けて気持ちを高めてこれたのも、青梅市の社会教育課、教育委員会の方をはじめとした多くの方々のサポートとご声援があったからこそです。心より感謝申し上げます。
歌えることの喜び 再び
緊急事態宣言がでる度に活動休止、その後活動再開する度に仲間と歌えることの喜びを分かち合ってきました。私も、この期間、合唱することの難しさ、もどかしさ、やるせ無さを共に感じてきましたので、この日を迎えることができてほんとに感無量でした。
1ステージ目は指揮者の及川慎先生自らが作曲した宮沢賢治の詩による合唱曲集6曲でした。それぞれ詩のイントネーションと音型が一体化していて自然なメロディラインでスッと心に染み入る曲ばかりです。花巻市ご出身でもあるので、地元民としての思い入れも強く、賢治愛が溢れるステージだったと思います。
私もピアノソロ「星めぐりの歌変奏曲」を弾かせて頂きました。国立音大附属高校の元教諭の野呂博昭先生がピアノソロ用に編曲されたものです♪
そう、今回は、団内指揮者の吉池陽子さんが副指揮者デビューの日でした。昨年末に急逝された元副指揮者金子泰郎さんの後を引き継いでの本番。2ステージ目に青梅市民合唱団でも何度も歌っている「走れ青い風」組曲を指揮されました。
ミュージカル 「サウンド・オヴ・ミュージック」
今回は55周年ということで、3ステージ目の「サウンドオブミュージック」ハイライトがメイン。ゲストをお迎えしての豪華なステージでした!
国内外のオペラでも大絶賛されているソプラノ及川睦子さん、ナレーションには、女優で、着物の女王の三咲順子さん。お馴染みのメロディーが次から次へと展開されてお客様も楽しめた様子でした。改めてこのミュージカルは年齢を問わず人気が高く、いつの時代にも心を打つストーリーですね。「ドレミの歌」や、「そうだ!京都行こう」のCMでお馴染みの「私のお気に入り」も入ってます。
そして最後はトラップ大佐と子供達とマリアはナチスに追われてアルプスの山を越えて亡命するのですよね。その時にかかる音楽が終曲の「全ての山へ登れ」。
今のウクライナの情勢も重なり、なんかグッときちゃいました。私も大好きな曲です。
あっという間に過ぎたステージでの2時間はまた、3年の重みを感じる時間でもありました。ステージをご一緒した皆さま、お客様、関係者の皆様ありがとうございました。
来年はマスクなしでも合唱できますように願っています。
青梅市民合唱団 第55回定期演奏会の曲目などはこちら
◆日時 2022年10月9日(日)
開演 午後2時
◆会場 東京都福生市民会館大ホール
◆入場無料
◆主催 青梅市教育委員会
・常任指揮者 及川慎
・ゲスト ソプラノ 及川睦子
・ナレーター 三咲順子
・ピアノ 藤波結花
・副指揮者(団内指揮者)吉池陽子
青梅市民合唱団 団員随時募集中!
青梅市の掌理団体としての市の行事に参加など様々な活動を行なっております。
・時間 毎週日曜の午後6時30分~9時まで。
・会場 青梅市ネッツたまぐーセンター(文化交流センター)
・会費 3500円
入団試験はありません。どうぞお気軽にお声かけください。
なお、マスクをお忘れなく。
<見学などのお問い合わせ>
青梅市教育委員会
社会教育課 TEL 0428-22-1111