藤波結花 「奏でる法話 」満員御礼。ピアノ演奏 を玉泉寺で|魂を震わせる感動のチャリティレポート

「奏でる法話 」満員御礼 にて終了

2025年10月12日、青梅市玉泉寺様にて開催された「奏でる法話 」は、お陰様で170名様満席という大盛況の中、温かな雰囲気で無事終了いたしました。開催のご案内はこちらから

私、ピアニスト藤波結花も参加させていただき、そこで体験した感動の連鎖は、音楽家として大変貴重で、言葉に尽くしがたいものとなりました。お越しくださった皆様、そしてお声がけくださった玉泉寺様のご縁に、心より感謝申し上げます。

プロフェッショナルな支えと、ご縁の広がり

実は本堂に設置した時点でのピアノはだいぶ「くたびれていた状態」でした。
当日の最高の演奏を実現するために、調律師の方が本番直前まで4時間もの時間をかけ、丁寧にピアノを最善の状態に引き上げてくださいました。このプロの皆様の支えがあってこそ、私は演奏に全力を尽くすことができました。改めて、この質の高いイベントを支えてくださったすべての裏方の方々に、深くお礼申し上げます。

また、鎌倉本山の建長寺様をはじめ、遠方からも多くのお寺関係者様がご来場くださり、このイベントが繋ぐご縁の大きさを改めて実感いたしました。

「奏でる法話」 音楽が法話に寄り添う

今回のイベントの最も印象的な瞬間は、法話を終えられた布教師様が、私のピアノ演奏を聴きながら静かに涙を流される姿でした。そして、その姿を見た別の布教師様がもらい泣きをされ、さらに会場全体にまで涙をすする音が広がるという、特別な体験をいたしました。

「悲しみ」ではなく、「寄り添いの優しい空気感」に満ちていました。

法話のメッセージと音楽の調べが、聴衆の心に「寄り添う力」として深く届いたのでしたら、ピアニストとして極めて意義深い役割を担わせていただきました。
この貴重な経験に、心より感謝申し上げます。

秋の玉泉寺境内に響くピアノ演奏

休憩を挟み、第2部は藤波結花ピアノコンサートとなりました。(約1時間)

プログラム曲
  • ジュ・トゥ・ヴ (サティ)
  • 月の光 (ドビュッシー)
  • 沈める寺 (ドビュッシー)
  • 愛の夢 (リスト)
  • ひまわり (マンシーニ)
  • 枯葉 (コズマ)
  • 『ピノキオ』より「星に願いを」
  • 『惑星』より「ジュピター 」(ホルスト)

 アンコール おくりびと

このコンセプト。
それは、「見えないものへの想いと大切さ」

能登半島復興支援チャリティへの想いと夢灯り灯籠

このイベントは、能登半島復興支援チャリティという大きな意義を持って開催されました。会場を優しく照らしてくれたのは、秋田市の「夢灯りプロジェクト」様にご協力いただいた灯籠たちです。

この灯籠は今年の3月の気仙沼市での復興支援コンサート、4月の東京神楽坂でのイベント、5月の秋田市での復興チャリティコンサート、5月の秋田市での能登半島地震復興支援チャリティコンサート、7月の岩手県長徳寺でのお寺イベントでもお借りしています。それぞれの土地での人とのつながりや想いに寄り添って希望の光となってきた灯籠たちです。(今回は約25個)

ご縁あってこそ実現したこの温かい灯りが、被災地へ全ての方の気持ちがひとつに繋がる一助となっていたように思えます。
そして、翌日には秋田へ返却。お役目終わり旅立っていきました。

能登半島地震復興支援チャリティー「奏でる法話」は、私にとって、ピアノという「音」が持つ力の可能性を再認識する大切な機会となりました。音楽を通して、被災地へ全ての方の気持ちがひとつに繋がるという大きな意義に、私も深く関われたことを誇りに思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。