チェロ諸岡由美子 ピアノ藤波結花
終演後の記念撮影 6月3日

ガルバホールでのコンサート 天気回復の中 終了

6月3日開催のガルバホール新宿での「みんな大好き ジブリの世界」は無事に終了いたしました。青梅市で反響をいただいた公演がこの新宿でも再演できましたこと、嬉しく存じます。一度ご覧になった方が再演を待ち望んで下さることはとても光栄なことです。

前日からの雨が心配でもありましたが、当日は朝から晴れ間ものぞめて、爽快な気持ちで会場に入りました。しかし後から聞くと、大雨の影響で交通機関が朝から乱れていて来られなくなってしまったお客様が2人いらっしゃいました。
それはとても残念なことでした。

時空を超えた世界観

ジブリの世界 ガルバホール
1部の演奏より

今回ジブリの音楽を数倍に魅力的に演出したのは、なんといってもこのホールのもつ世界観だと実感。ここしかないって思い、ここで実際開催できたのは奇跡的かも知れません。

お客様からも「時空を超えて没頭できた」など「天井から音が降ってきて包まれる感覚」などのお声をいただけて嬉しかったです。青梅での公演も聞いてらっしゃる方は、同じ曲だけど雰囲気がまた違って2度も愉しめたとのご感想。

そして何よりもチェロ 諸岡由美子さんとの共演は毎回音楽が生まれ変わる感覚、会場にたくさん愛が溢れていて幸せなひと時でした。

ビンテージのベーゼンドルファー
ジブリ映画の自然の中にいるような空間

1部ではクラシック音楽の名曲をお届け。
青梅公演ではなかったラフマニノフ作曲の「鐘」を加え、同じくラフマニノフの「チェロとピアノのためのソナタ」3楽章に繋げました。今年2023年はラフマニノフの生誕150年ですよね。

ジブリの世界 ガルバホール 諸岡由美子 藤波結花

ピアノソロの「鐘」は苦悩と絶望に満ちた重々しい旋律とロシア正教の幾重にも重なり鳴り響く鐘が、心の置き場のない当時の作曲家の心情を思わせるようです。そして次のチェロとピアノのためのソナタは、その作曲家の精神的な葛藤から少し回復し安らぎをも感じされる曲調。チェロとピアノが対等でオーケストラのような一体感が感じられ、演奏していて高揚感がありました。

休憩時にはワイン、ジュースのサーブをいたしまして和やかな雰囲気でした。(私達は楽屋で衣装替え)

久石譲さんからのメッセージ

ジブリの世界 ガルバホール 諸岡由美子 藤波結花
2部は衣装を変えて

2部はいよいよジブリの特集です。
チェロの諸岡さんは前日になんと久石譲さんとメールのやりとりがあったことをご披露。

内容そのものよりも、そのやりとりをしている事事態がすごいなって感じます。そんな交流をしていらして、久石さんからの信頼も厚い諸岡由美子さんとご一緒できる私は光栄です。

これをきっかけに
皆様も益々、ジブリ映画や久石さんの音楽を身近に感じて観ていただけるのではと思っています。

ジブリの世界 ガルバホール チェロ諸岡由美子 ピアノ藤波結花

ジブリの代表作の中の12曲を演奏できたことは私にとっては喜びです。
数多く作品に関わってこられた由美子さんならではのエピソードに皆さま興味津々で、和んだ雰囲気でした。

最後の「トトロ」の曲は前回同様に大盛り上がりで大好評。そしてアンコールは同じく久石譲さんの「Stand Alone」に。
拍手が鳴り止まなかったですが、この続きは「ジブリの世界」第2弾のときにご披露できたらと思います。

また、ジブリ特集ではないかもしれませんが、またこのコンビでコンサートを開催できたらなと考えております。終了直後に既に次は何にする?などと会話が弾んでいました。その時をお楽しみに。
(過去の青梅公演の様子はこちら

4年ぶりの打ち上げ?!

コンサート終了後は、会場を舞台転換してスタッフ、関係者のみでの打ち上げ。これがまためちゃくちゃ濃くって、楽しくて、帰りには演奏したことが薄れるほどでした。こういう打ち上げもコロナ以来なので4年ぶりくらいかもしれません⁉︎

実は、本来ならもう1人スタッフとして輪に加わっていました。
前日に雨のため大阪から東京への新幹線がストップ。
翌日も朝から交通網は大混乱で会場には間に合わず来れなくなってしまったのです。その方の想いも引き継いで乾杯。

このような緊急事態がありながらもなんとか無事にお客様を笑顔でお見送りできて、ある意味印象深いコンサートになりました。

私、藤波結花は企画・運営・司会・演奏、そして今回は大雨の行方もあり直前まで心配は絶えなかったですが、この打ち上げの時間に開放され最高でした!