七夕に捧げるロマンチックな夕べ 〜予想を超えたご来場者
7月7日の七夕の日にお寺にて素敵な演奏の機会を賜りました。
江戸時代、キリシタン信徒を檀家として受け入れ擁護していた 岩手県一関の長徳寺。近隣にほ全国屈指のキリシタン殉教の地であり「東北の島原」とも言われている大籠キリシタン殉教公園があります。
様々な想いが交差するこの地にて、命の素晴らしさ、平和であることの大切さ、そして、皆さまの願いが叶いますよう心を込めて音楽をお届けしてまいりました。
予想を遥かに越えた約100名のお客様にお立ち寄り頂きました。
ご準備、運営された長徳寺様、ボランティアスタッフの皆さまのたくさんの支えあってこそです。
このイベントのレポートをお届けいたします。
長徳寺 三社祭 特別記念講演・演奏会
◆日時
2024年7月7日(日)13時〜
・第1部 地域の想いが世界を繋ぐ
長徳寺住職 渋谷真之
・第2部 人が人を繋ぐ
気仙沼市 元・消防士 佐藤誠悦
・第3部 ピアノコンサート
〜七夕に捧げるロマンチックな夕べ〜
藤波結花
・ 懇親会 (会費1,000円)17時〜
◆主催
芭蕉の句碑保存会
祇園牛頭天王保存協力会
長徳寺蘇民祭保存協力会
◆協力
藤波結花ミュージック・プロダクション
(株)山形屋商店
稲刈りカップ実行委員会
長徳寺に初めてピアノが設置
長徳寺本堂に運ばれたのは、長徳寺の檀家さんである佐藤誠悦氏宅のピアノです。
ボランティアスタッフさん達が事前に軽トラックで運搬、設置。そして、自ら名乗り出てくださった調律師さんにより調律され当日を迎えました。
長徳寺ではピアノを設置しての大掛かりなコンサートは初めてだそうです。全てが計画通り滞りなく行われ当日を迎えられたことに深謝いたします。皆さまのその意気込み、温かさ、結束力に感激です。
私は演奏でお返しすべく精一杯気持ちを込めて演奏させていただきました。
長徳寺 人と人を繋ぐお寺
携わる方の想いが繋がってここにきたピアノ。
三社祭、新不動堂地鎮祭、七夕、というトリプルな記念の日に機会をつくってくださり感無量でした。
何度も何度もお寺に足を運んでくださった佐藤誠悦さん、ボランティアでと申し出てくださった調律師の小野寺さんには大変お世話になりありがとうございました!
長徳寺 三社祭 特別講演・コンサート
佐藤誠悦さんのことは度々ご紹介してきていますが、ここでも「人が人を繋ぐ」というテーマにて講演されました。
そして、渋谷真之ご住職による「地域の想いが歴史を繋ぐ」という講演も、会場いっぱいに熱心に聞き入るお客様の姿がありました。この一関市藤沢町に長徳寺がある所以や、キリシタン殉教の地である歴史的背景など興味深いお話でした。
そして長徳寺の懐の太さ。
その昔、キリシタンと知りながらも檀家として受け入れていた歴史からでしょうか。
世代や、職種、信仰の差別なくおおらかな心で優しく包み込み、皆が支え合える空間だと感じました。
このように人と人を繋ぐお寺の存在は地域の方々の心の拠り所ですね。
長徳寺七夕コンサート
講演の後は、命の素晴らしさ平和であることの大切さを受け継ぎ、
藤波結花によるピアノコンサートへ。
そして懇親会へと続きました。
その様子はこちら長徳寺七夕コンサート が終了②にてぜひお読みください。