バスバリトンとヴァイオリンとピアノで春の名曲
ご好評をいただきまして2023年4月からの新年度もプチ・ボヌールコンサートを継続してまいります。
温かいご声援をいつもありがとうございます。
さて第5弾は2023年4月20日木曜日。前回は「ジブリの世界」をお届けいたしましたが、今回はというと、日本とドイツに焦点を充てそれぞれの「春」を音楽で感じていただくコンセプトです。国内外でご活躍の大澤建さんをお迎えして、バスバリトンの声の魅力満載のコンサートをヴァイオリン、ピアノとともにお送りします。
バスバリトンの魅力
男性の声域を3つに分けると上からテノール、バリトン、バスと区別されます。バリトンにも幅があり、明るい声で軽快に歌うバリトンから、バス歌手の役も歌える(低音が充実した)バスバリトンと呼ばれるバリトンまで様々です。
今回出演の大澤建さんは、この「バスバリトン」になります。
オペラだと、二枚目的なテノールよりも表現の幅広さと激情性に富むバリトンや幅広い深さをもったバスの主役や脇役としてドラマティックな盛り上がりをみせる役どころでもありますね。主役テノールの敵役、友人役、お父さんやお兄さん役、悪魔役など。
そう考えると、声から発生するイメージって結構固定化されちゃうんですね〜。
大澤さんは、ドイツの歌劇場、そして日本でも数々のオペラに出演されてきています。今回は「フィガロの結婚」のあの有名なアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」をご披露いただきます!私は実はバスバリトンの方との共演は初めてです。
ドイツへの思い入れ
会場のある青梅市はドイツのボッパルト市と姉妹都市でもあり、ドイツに親近感を覚える方も多いようです。私自身もボッパルトの友好団としての交流を経験したり、ドイツ語圏でのピアノの勉強に行き、またコンサート遠征もした思い入れのある土地です。
そして、なんといってもドイツが好き。
ドイツ語の響きが好きなのです。
そしてドイツの音楽も。
本格的なドイツリート(ドイツ語の歌曲)をこの青梅でお聴かせしたい、という想いがあります。そこで、以前から存じておりましたバスバリトンの大澤建さんに歌をお願いいたしました。ドイツで長年舞台でご活躍、母国語のようにドイツ語を操る大澤さんの歌う歌曲は、ドイツの風を運んでくださることと確信しております。
ヴァイオリンとバスバリトン との調和
また、奥様の大澤美佳さんにもヴァイオリンで加わっていただきます。とっても素敵なご夫婦です。ヴァイオリンの高音がまたソプラノのような美しさで、アンサンブル的に調和しやすいのだなあと思いました。
爽やかで且つ華やかな3人での演奏や、ヴァイオリンの春の名曲も聴きどころです。お二人と共演させていただけることはこの上ない喜びです。お越しの皆様にも感動をお届けできたらと準備してまいりますね。
私もソロ2曲弾きます。
プチ・ボヌールコンサートへぜひ
「小さな幸せ Petit Bonheur」が日常にプラスされ笑顔の輪が広がることをコンセプトに、平日午後に焦点を当てた「プチ・ボヌールコンサート」シリーズの5弾。是非、まだご参加していない方もお気軽にお申し込みくださいね。広いホールでの演奏とは違い、アットホームな魅力を感じられるかと思います。
会場の桜が遅咲きで見頃かも…ということなので、桜にちなんだ曲も入れてありますのでわくわくしながらお越しくださいませ。(散ってしまっていたらごめんなさいね)
プチ・ボヌールコンサートVol.5
バスバリトン&ヴァイオリン&
ピアノでお届けする
日本とドイツ 春の調べ
◆日時 2023年4月20日(木)
14時開演(13時半開場)
〜15時40分終演予定
◆場所 サウンド・コレクション吉澤 ホール
(青梅市東青梅3−1−3 東青梅駅下車徒歩5分
駐車場はございません)
◆料金 ¥3,000 (高校生以下¥2,000)
定員35名 ・要予約
◆出演者
バスバリトン大澤建 Ken Oosawa
ヴァイオリン大澤美佳 Mika Oosawa
ピアノ 藤波結花 Yuka Fujinami
◆演奏曲目
花 (滝廉太郎)
荒城の月 (滝廉太郎)
浜辺の歌 (成田為三)
さくら横丁 (中田喜直)
さくらさくら幻想曲 (平井康三郎)
「四季」より「春」 (ヴィヴァルディ)
スプリング・ソナタ より
第1楽章(ベートーヴェン)
音楽に寄せて(シューベルト)
魔王(シューベルト)
『フィガロの結婚』 より
「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
(モーツァルト)その他
◆お申し込み
以下の方法にて名前、連絡先、人数などをご連絡ください。追ってご入金方法などをご案内いたします。
基本的に事前決済でお願いしております。
ご入金していただきご予約決定となります。
①電話で 事務局 Tel 03 6869 7839
②メールで info@yukafujinami.com
③ 申込フォームから
◆予約受付期間
2023年3月21日(火)〜4月19日(水)
電話受付対応時間午前9時〜午後8時00分
当日に直接お越しいただいても満席で
お席がご用意できない場合がございます。
お問合せください。
◆主催 藤波結花ミュージック・プロダクション
注意事項
・入り口にて靴を脱いで会場にお入りください。・座席は通常の半数の35席となります。事前のご入金をもちまして申し込み完了といたします。・公演中止以外は、キャンセルは受け付けておりませんのでご了承ください。
・新型コロナ感染症対策のガイドラインに沿って開催します。マスクの着用、手指の消毒、受付での体温測定にご協力ください。また感染拡大防止対策としてプライバシーポリシーに基づき連絡先を一定期間保存させていただきます。
出演紹介
大澤建(バスバリトン)
日本大学芸術学部卒業。
二期会オペラスタジオ28期を優秀賞で修了。
その直後から、多くのオペラのソリストとして経験を積み、渡欧。ドイツオスナブリュック市立劇場の第一バスソリストとして専属契約。ドイツ各地のオペラハウスにも度々客演。専門誌、新聞などで好評を得る。
1997年に帰国後は日生劇場、二期会、新国立劇場、国内外のオーケストラのソリストとして活躍。特に新国立劇場では1999年より15年連続でソリスト契約を結び数多くのオペラで活躍した。
近年はドイツ歌曲によるリサイタルや演奏会形式のオペラでの活躍が目覚ましく、現代音楽の初演実績も豊富であり、作曲家、共演者達からの信頼も厚い。二期会会員。
大澤美佳(ヴァイオリン)
武蔵野音楽大学及び大学院修了。
卒業時に、ムルシア(スペイン)で開催された国際オーケストラ・フェスティバルにオーケストラのソリストとして参加、テレビに出演。その後渡独し、ニーダーザクセン州オスナブリュック市立歌劇場管弦楽団のオーケストラプレーヤーとして活動するかたわら、室内楽奏者としても各地で演奏。
帰国後は、室内オーケストラのコンサートミストレス・室内楽・オーケストラなど、クラシック分野の活動の他、録音・ライブコンサート・ミュージカルなど、様々な分野において全国各地において演奏しており、また、ビオラ奏者としての顏も持つ。
藤波結花(ピアノ)
国立音楽大学卒業、及び同大学大学院修士課程修了。ウィーンにて研鑽を積む。21世紀ピアノコンクール2位、大阪国際音楽コンクール入選。日経新聞社主催のR・ゴロホフ氏(チェロ)とのデュオ、シレジアフィルハーモニー管弦楽団(ポーランド)などと共演、高く評価される。2013年『国際芸術連盟音楽賞』を受賞。第2回日本歌曲コンクールin薬師寺にて優秀共演者賞受賞。現在は各地でトークつきコンサートやおもしろクラシック音楽講座など、クラシック音楽の敷居を下げるべく活動している。また能楽や、邦楽、手品、忍者など他ジャンルのアーチストとコラボレーションの世界も開拓中。ソロCD「より深く・より華やかに」他、多数発売中。青梅市出身。